司法書士の業務が劇的に変わる!Google AI「NotebookLM」徹底活用ガイド

はじめに

2024年4月からの相続登記の義務化による案件の増加、そして超高齢化社会を背景とした成年後見業務への高まる需要 など、司法書士の先生方の専門知識がこれまで以上に求められる時代となっています。

その一方で、メディアでは「AIが士業の仕事を奪う」といった論調も目立ち、AI技術の急速な進化に対して、期待と同時に一抹の不安を感じていらっしゃる先生も少なくないのではないでしょうか。

特に、登記件数自体が長期的に減少傾向にあるというデータも、その不安に拍車をかけているかもしれません。

しかし、もし「AI」が、先生方が取り扱う膨大な資料を瞬時に読み解き、必要な情報だけを正確に、引用元付きで提示してくれるとしたらどうでしょう?

AIの「嘘(ハルシネーション)」を心配することなく、安心して業務に活用できるとしたら?

本記事でご紹介するGoogleの「NotebookLM」は、まさにそのような理想を実現するために生まれた、まったく新しいカテゴリーのAIツールです。

一般的なおしゃべりAI(ChatGPTなど)とは一線を画す、「ご自身の資料だけを学習する、あなた専用のAIリサーチアシスタント」

この「資料(ソース)に限定して回答を生成する」という特性こそが、何よりも機密情報と正確性を第一とする司法書士業務にとって、革命的なパートナーとなり得る理由です。

本記事では、司法書士の先生方のNotebookLMの使い方を分かりやすくご説明したいと思います。

NotebookLMの基本

NotebookLMの基本

ここでは、NotebookLMとはどのようなもので、なぜ司法書士はChatGPTではなくNotebookLMを選ぶべきなのかをご説明したいと思います。

NotebookLMとは?

NotebookLMは、Googleが開発したAIを搭載した、画期的な情報整理・リサーチツールです。

その仕組みは非常にシンプルです。

先生方がお持ちのPDF、Wordファイル、ウェブサイトのURL、テキストファイル、さらにはYouTube動画といった資料(これを「ソース」と呼びます)をアップロードすると、Googleの最新AIモデル「Gemini」がその内容を瞬時に読み込みます。

そして、そのアップロードされたソースの内容についてのみ、先生方からの質問に答えたり、要約を作成したりすることができます。

ハルシネーション(AIの嘘)を極限まで抑える仕組み

司法書士の業務において、情報の正確性は生命線です。

万が一にも、誤った情報に基づいて登記申請や書類作成をしてしまうことは許されません。

一般的なAIチャットツールは、インターネット上の玉石混交の膨大な情報を学習しているため、時として事実に基づかないもっともらしい嘘の回答(ハルシネーション)を生成してしまうリスクが常にあります。

しかし、NotebookLMは根本的に構造が異なります。

知識源を、先生が「これが正本である」と指定した法律の条文、判例、契約書、戸籍謄本といった資料に限定します。

そのため、ソースに書かれていないことは回答せず、ハルシネーションのリスクを極限まで低減できます

さらに、NotebookLMが生成したすべての回答には、必ず引用元のソースと該当箇所が番号で明記されます。

その番号をクリックするだけで、瞬時に原文のどの部分に基づいて回答が作られたのかを確認できます。

この「ファクトチェックの容易さ」こそ、専門家がAIを業務で利用する上での絶対条件を満たす、最も重要な機能と言えると思います。

司法書士業務におけるAIツール比較表

司法書士の先生方がAIツールを選ぶ際に、なぜNotebookLMが最適なのかを視覚的に理解いただくために、一般的なAIチャットとの違いをまとめました。

比較項目NotebookLM一般的なAIチャット (ChatGPT, Gemini等)
情報源ユーザーがアップロードした資料のみ (PDF, URL, テキスト等)インターネット上の膨大な情報
ハルシネーションリスク極めて低い(資料に基づかない回答は生成しない)高い(事実と異なる情報を生成することがある)
引用元の明示必須(すべての回答に引用元番号が表示される)不正確または存在しないことがある
司法書士業務での最適な用途膨大な事件資料の読解・要約、条文・判例のリサーチ、過去案件との照合、裁判所提出書類の論点整理アイデアの壁打ち、一般的な文章のドラフト作成(※ファクトチェック必須)

この比較からわかるように、NotebookLMは単なる文章生成ツールではありません。

それは、先生方の知識と資料を拡張し、正確な情報に素早くアクセスするための、信頼性の高い「リサーチ・分析ツール」です。

これまで何時間もかけて行っていた資料の読み込みや情報検索のプロセスが根本から変わります。

【業務別】司法書士のためのNotebookLM超活用術5選

司法書士のためのNotebookLM超活用術5選

ここからは、司法書士の先生方の具体的な業務シーンを想定し、NotebookLMをどのように活用できるのか、5つの超活用術をご紹介します。

【相続業務】複雑な相続関係の把握と書類作成を効率化

相続業務で最も時間と労力がかかる作業の一つが、被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本、除籍謄本、改製原戸籍といった、時に手書きで読みにくい膨大な書類の山から正確に相続人を確定させる作業です。

複雑な家族関係が絡む案件では、その解読だけで数時間を要することも珍しくありません。

NotebookLMの活用法

  1. 資料のデジタル化と投入: まず、相続人確定に必要な戸籍謄本一式をスキャナーでPDF化します。そして、そのPDFファイル、不動産の全部事項証明書、固定資産評価証明書、遺産分割協議書のドラフトなどを、すべて一つのNotebookLMノートブックにアップロードします。
  2. AIによる関係性の整理: 資料のアップロードが完了したら、チャットでAIに質問します。「被相続人〇〇の法定相続人は誰ですか?その根拠となる戸籍を引用してリストアップしてください」「〇〇(相続人)と△△(代襲相続人)の関係性を時系列で説明してください」といった具体的な質問を投げかけることで、AIが戸籍を横断的に読み解き、複雑な親族関係を整理してくれます。
  3. 遺産分割協議書の下準備: 「この遺産分割協議書案と戸籍謄本を基に、相続人全員の氏名、続柄、現在の住所、生年月日を一覧表にまとめてください」と指示すれば、協議書作成に必要な情報をミスなく抽出でき、作成のたたき台が瞬時に完成します。
  4. 相続関係説明図の作成支援: AIが整理した相続人リストと関係性の説明を基にすれば、法務局に提出する相続関係説明図の作成も、迷うことなくスムーズに進めることができます。

【不動産登記】契約書レビューと条文チェックの時間を短縮

不動産売買の決済(決裁)立会業務では、数十ページに及ぶ不動産売買契約書、金銭消費貸借契約書、重要事項説明書などを精読し、関連法規(不動産登記法など)との整合性を短時間でチェックする必要があります。

これは極めて高い集中力を要し、ミスが許されない緊張感のある作業です。

NotebookLMの活用法

  1. ソースの設定: ノートブックに、ソースとして「不動産売買契約書.pdf」をアップロードします。さらに、別のソースとして、e-Gov(電子政府の総合窓口)から取得した「不動産登記法」のウェブサイトURLや、事務所で使っている「登記チェックリスト.txt」などを追加します。
  2. 論点抽出: 「この契約書の特約事項をすべてリストアップしてください」「手付解除に関する条項は何条ですか?その内容を要約してください」といった質問で、契約書の重要ポイントをピンポイントで抽出します。
  3. 条文との照合: 「この契約書の第〇条にある『契約不適合責任』に関する記述は、民法の規定と比較して、売主に不利な点、買主に不利な点はありますか?」といった質問をすることで、簡易的なリーガルチェックが可能です。
  4. 登記申請書の作成支援: 契約書や全部事項証明書から、登記申請書に必要な「登記の目的」「原因」「権利者」「義務者」「不動産の表示」といった情報をAIに抽出させ、Wordなどにコピー&ペーストします。これにより、煩雑な転記作業におけるミスを劇的に減らすことができます。

【成年後見業務】長期にわたる財産管理と裁判所への報告をシステム化

成年後見業務は、被後見人の生涯にわたって続く可能性のある長期的な業務です。

就任時の財産目録から始まり、日々の収支記録、医療・介護サービスの契約書、ケアマネージャーとの連絡記録など、管理すべき書類は年々増え続け、書棚を圧迫していきます。

そして、定期的に家庭裁判所へ提出する報告書の作成は、司法書士にとって大きな負担となっています。

NotebookLMの活用法

  1. 被後見人ごとの専用ノートブック作成: まず、「〇〇様 後見記録」といったように、被後見人一人ひとりに対して専用のノートブックを作成します。
  2. 全記録のデジタル集約: 就任時に作成した財産目録、預金通帳のコピー(PDF化)、不動産関係書類、毎月の収支を記録したテキストファイルやスプレッドシートの内容(コピー&ペーストでOK)、親族や施設担当者との面談記録などを、発生するたびにソースとして追加していきます。
  3. 「聞けばわかる」記録台帳へ: 「去年の医療費の総額はいくらですか?」「〇〇介護施設の契約書はどこにありますか?」など、ふと気になった過去の記録を、分厚いファイルを探すことなく、チャットで質問するだけで瞬時に探し出せます。
  4. 裁判所への報告書作成の自動化: 報告の時期が来たら、「この1年間の収入(年金、不動産収入など)と支出(生活費、医療費、施設費など)を項目別に集計し、表形式でまとめてください」「就任時の財産目録と比較して、現在の財産の変動について要約してください」と指示します。NotebookLMが生成した要約と表を基にすれば、報告書の主要部分の作成が大幅に効率化されます。

【商業登記・企業法務】定款・議事録と会社法の照合

会社設立、役員変更、本店移転といった商業登記業務や、顧問先企業への法務アドバイスにおいて、定款や株主総会議事録、取締役会議事録の内容が、会社法や商業登記法の規定に準拠しているかを正確に確認する作業は、企業法務の根幹をなす重要な業務です。

NotebookLMの活用法

  1. ソースの設定: 対象企業の「定款.pdf」「最新の株主総会議事録.pdf」、そしてソースとして「会社法」と「商業登記法」のe-GovのURLを同じノートブックにアップロードします。
  2. 整合性チェック: 「この株主総会議事録に記載されている役員選任の決議方法は、定款第〇条および会社法第〇条で定められた定足数と決議要件を満たしていますか?」と質問することで、議事録の適法性を簡易的にチェックできます。
  3. 必要書類のリストアップ: 「取締役会を設置していない株式会社が、代表取締役の住所変更登記を行う際に、法務局へ提出すべき書類をすべてリストアップしてください」と指示すれば、手続きに必要な添付書類の抜け漏れを防ぐためのチェックリストとして活用できます。

【所内ナレッジ化】法改正への対応と新人研修の質を向上

相続登記の義務化のように、司法書士業務に関連する法改正は頻繁に行われます。

その都度、改正内容を全所員に周知し、業務マニュアルを更新するのは大変な作業です。

また、新人や補助者への教育コストや、ベテラン所員のノウハウが属人化してしまう問題は、多くの事務所が抱える経営課題でもあります。

NotebookLMの活用法

  1. 事務所専用ナレッジベースの構築: 「〇〇司法書士事務所ナレッジベース」というノートブックを作成します。そこに、所内の業務マニュアル、過去に取り扱った複雑な案件の記録(個人情報をマスキングしたもの)、法改正に関する官公庁の通達や解説記事のURLなどを、知識の源泉としてすべて投入します。
  2. 「聞けるマニュアル」として活用: 新人や補助者が「遺産分割協議による相続登記で、相続人の一人が海外在住の場合の必要書類は何ですか?」とこのナレッジベースに質問すると、一般的な回答ではなく、「自事務所の過去の事例やマニュアルに基づいた」回答が即座に得られます。これにより、先輩所員の時間を奪うことなく、自己解決能力が高まります。
  3. 研修資料の自動生成: 「2024年の相続登記義務化について、クライアント向けの説明資料と、所内研修用のレジュメをそれぞれ作成してください」「成年後見業務を行う上での注意点をFAQ形式でまとめてください」といった指示で、質の高い教育・研修資料を効率的に作成できます。

このようにNotebookLMを事務所の知的資産を集約するプラットフォームとして活用することで、業務の標準化と効率化が図れ、結果として事務所全体の生産性向上とサービス品質の均質化につながります。

これは、単なる業務効率化に留まらず、事務所の経営基盤そのものを強化する戦略的な一手となり得るのです。

司法書士がNotebookLMを安全に使い始めるためのステップガイド

「AIツールは難しそう…」と感じる先生もご安心ください。

NotebookLMは驚くほどシンプルで、直感的に使い始めることができます。

ここでは、PCが苦手な方でも迷わないよう、具体的な手順を解説します。

【STEP1】Googleアカウントでログイン

まず、ウェブブラウザで https://notebooklm.google.com/ にアクセスします。

普段お使いのGmailなどのGoogleアカウントでログインするだけで、すぐに利用を開始できます。

特別なソフトウェアのインストールは一切不要です。

【STEP2】新しいノートブックを作成する

画面に表示される「+ 新しいノートブック」というボタンをクリックします。

これだけで、情報を格納するための新しいノートブックが作成されます。

案件ごと、クライアントごと、あるいは「相続業務研究」のようにテーマごとにノートブックを分けることで、情報が整理され、後から探しやすくなるのでおすすめです。

【STEP3】資料(ソース)を追加する

作成したノートブックに、AIの知識源となる資料(ソース)を追加します。

「ソースを追加」ボタンから、お使いのPCに保存されているPDFファイルやテキストファイルをアップロードしたり、Googleドライブ内のファイルを選択したりできます。

また、「ウェブサイト」を選んでURLを貼り付ければ、法務省や裁判所のウェブページ、e-Govの法令データなどを直接読み込ませることも可能で、非常に便利です。

【STEP4】AIに質問してみる

ソースの読み込みが完了すると、画面下部にチャット入力欄が表示されます。

ここに、普段話すような自然な日本語で質問を入力し、送信ボタンを押すだけです。

初めは「この資料を500字で要約して」「この契約書で最も重要なポイントを3つ教えて」といった簡単な質問から試してみると良いでしょう。

【STEP5】便利な機能を使いこなす

NotebookLMには、リサーチをさらに快適にする便利な機能が備わっています。

  • ピン留め: AIからの回答や、ソースの中で特に重要だと思った部分を、画面右側のスペースに付箋のように貼り付けておくことができる機能です。重要な情報を一覧表示でき、思考の整理に役立ちます。
  • ノートブックガイド: AIがソース全体を読み解き、「よくある質問(FAQ)」「タイムライン」「ブリーフィング・ドキュメント(要約レポート)」など、様々な形式で自動的に要約を提案してくれる機能です。クリック一つで、資料の概要を多角的に把握できます。
  • 音声概要: アップロードした資料の内容を、AIホスト2名が対談するポッドキャストのような形式で要約してくれるユニークな機能です。この機能は日本語にも対応しており、複雑な資料の内容を耳からインプットできるため、通勤中などの「ながら学習」や情報収集に最適です。

料金プランと、最も重要な「セキュリティ」に関する考察

無料版と有料版(NotebookLM Plus)の違い

NotebookLMは、Googleアカウントさえあれば誰でも無料で使い始めることができます。

まずは無料版でその強力な機能を存分に試し、ご自身の業務に合うかどうかを判断するのが良いでしょう。

本格的に業務利用を検討する際には、有料版である「NotebookLM Plus」へのアップグレードも視野に入ってきます。

NotebookLM 無料版 vs. 有料版(NotebookLM Plus)の主な違い

無料版と有料版の主な違いを以下の表にまとめました。(2025年6月28日時点)

事務所での利用規模や頻度に応じて、最適なプランを選択するための判断材料としてご活用ください。

機能無料版有料版 (NotebookLM Plus)
ノートブック作成数100件500件
ソース数/ノートブック50件500件
文字数/ソース50万語500万語
共有権限閲覧者・編集者閲覧者・編集者・チャットのみ
使用状況分析なしあり
提供元GoogleアカウントGoogle One AI Premium等

小規模な案件や個人的なリサーチであれば無料版で十分対応可能ですが、事務所全体でナレッジベースとして活用したり、数百ページに及ぶ大量の資料を扱う案件を多数抱えたりする場合には、上限の大きい有料版が有力な選択肢となります。

「セキュリティ」について

クライアントの重要な個人情報や機密情報を扱う司法書士にとって、セキュリティは何よりも優先されるべき事項です。

この点について、NotebookLMはどのように対応しているのでしょうか。

Googleの公式見解:

Googleは、「NotebookLMにアップロードされたソースは、GoogleのAIモデルのトレーニング(学習)には使用されない」と明確に述べています。

これは、先生方のクライアント情報が、他の目的で利用されることはないということを意味しており、専門家が利用する上での大前提となる安心材料です。

Googleのセキュリティレベルは世界最高水準であることは間違いありません。

しかし、それでもなお、専門家としては最大限の注意を払うべきです。

ツールの利用にあたっては、ご自身の事務所のセキュリティポリシーや、依頼者との委任契約の内容を再確認することが重要です。

具体的なセキュリティ対策案

  1. 依頼者からの同意取得: 業務効率化のためにAIツールを利用する可能性があることについて、あらかじめ依頼者から包括的な同意を得ておくことが望ましいでしょう。
  2. 機密情報のマスキング: 特に機密性の高い個人情報(マイナンバー、機微な病歴など)が含まれる書類については、アップロードする前にPDF編集ソフトなどで該当箇所をマスキング(黒塗り)するなどの一手間をかけることで、リスクをさらに低減できます。
  3. 公開情報からの活用開始: まずは、法律、判例、官公庁のウェブサイト、一般に公開されている解説記事など、機密性の低い情報から活用を始め、ツールの操作と安全性に慣れてから、徐々に扱う情報の範囲を広げていくことをお勧めします。

これらの対策を講じることで、先生方はNotebookLMの利便性を享受しつつ、司法書士としての守秘義務を遵守し、安全に業務を遂行することが可能になります。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本記事では、司法書士の先生方のNotebookLMの使い方を分かりやすくご説明したいと思います。

GoogleのAIツール「NotebookLM」が、いかに司法書士の業務に革命をもたらす可能性を秘めているか、ご理解頂けたのではないでしょうか。

NotebookLMは、先生方がアップロードした資料にのみ基づいて回答する、信頼性の高いAIです。

ハルシネーションのリスクが極めて低く、引用元が明示されるため、情報の正確性が求められる司法書士業務と非常に高い親和性を持ちます。

相続業務における膨大な戸籍の読解から、不動産登記での契約書レビュー、成年後見での長期的な記録管理、そして所内ナレッジの構築まで、その活用範囲は多岐にわたります。

「AIに仕事が奪われる」という不安は、もはや過去のものです。

むしろ、AIによって定型的な書類作成や情報整理の作業が自動化される未来は、司法書士の先生方が、その専門性をさらに高める絶好の機会となると考えられます。

AIに任せられる作業はAIに任せる。

そうして生まれた時間で、私たち人間である司法書士は、依頼者の不安に寄り添う丁寧なカウンセリング、複雑な事案における柔軟で総合的な判断、家族信託のような新しい分野への挑戦など、より高度で、より人間的な「人にしかできない業務」に集中できるようになると思います。

本記事がNotebookLMをご検討されている司法書士の先生に少しでもお役に立てましたら幸いです。